現実からの目覚め

幼いころによく、悪い夢を見て夜中に目を覚ましたときに
一面に広がる花畑をイメージして夢を塗り替える作業をしていた
夢を夢で塗り替えて、私はどこにいたんだろう
「ここ」にいるはずの私は あっちに行ったりそっちに行ったり
まるで肉体なんて失ったように彷徨うのに、夢の中の私は肉体を纏ってる
 
悪い現実を 現実で塗り替えるために
生きているのだとしたら
 
現実から覚めたときにあるのが世界 であってほしい
と願う私には 世界がとおい
 
現実には答えも終わりもない
世界には、そんな気休めも無い
 
現実には全てがあるけど
答えも終わりも無い
世界にはなにもないけど
答えも終わりも既にあるから
 
だから 
 
だから