頭と心と身体

幸せの絶頂に向かうとき、不安すらバネにして高く飛ぼうとする
不幸のドン底に差し掛かるとき、ささやかな幸せを見付けて生きる悦びというまやかしに出会える

でもそんな極端な状況はずっと繰り返される訳ではなくて
日常はもっと訳の分からない、矛盾とは言えない様々なものが入り雑じった混沌であって
それは耐え難いほど、意味や理由を見いだすことができない

明確な意味や理由(=言葉)のない世界は考えるという行動を排除しようとする

混沌の中にある秩序や美や悪を見ることができる人が
芸術家には多いと思う

言葉のない世界は美しいと思う
だって自らの存在が世界だと認められる
言葉がないからその根拠がある
あなたと私がいる世界は美しい
何の理由もなく共に存在する世界は混沌として面白くて美しくて醜くて愚かでいとおしい

言葉がないという根拠が芸術を支えている?

言葉を持たないのが、世界を見るための前提条件なのか