薄紫色の宇宙

せかい‐かん〔‐クワン〕【世界観】
世界およびその中で生きている人間に対して、人間のありかたという点からみた統一的な解釈、意義づけ。知的なものにとどまらず、情意的な評価が加わり、人生観よりも含むものが大きい。楽天主義・厭世主義・宿命論・宗教的世界観・道徳的世界観などの立場がある。
[類語] 思想
[大辞泉 提供:JapanKnowledge ]

 
世界観という言葉がある
自覚の差こそあれ、誰でも持っているものだと思う
作家に限らず、社会に生きる人だって個々の世界観を以て生きてる
「社会」という枠組みを設定してある程度の基準を設けても、その個々の世界観を統一させることは難しい
それだけ世界というのは曖昧で不安定で常に揺らいでいる。
完全に捉えてしまうことはできない。
 
事実として、同じ現実(世界や次元という言い方でもいい)で生きているのに
それぞれの世界観によって真実、同じ世界では生きていない。し、生きられない。
どれだけ似ていたとしても同じじゃない。その証明はできない。
 
世界観が違う、ということは当たり前で 大人になるほどそれを否定されるということは少なくなった
認め合えればそれでいい。共有できなくていい。なんていうのは諦めだと思っていたけど
そうでもないらしい、ということは分かってきた。
認め合うことができる。ひとつになれなくても
 
それは面白くて意義のあることだけどでも、
少しでも世界を共有したときの悦びには及ばない
作品に魅入ってしまうときの感覚と、批評するときの感覚は違う。
認めるとか関係なく、そこにずっと居たい、見ていたいという欲求はなんだろう
きっと言葉にならないししたくないけど、その欲求が働く何かが真理のような気がする
それだけが本当のことのような気がする
それ以外に今、真実が見当たらない
だから私はまず真実を問う
嘘の及ぶ隙のないそれをいつも身近に感じていたいなぁ
 
22年生きて来て、アイよりも芸術の方が真実に近い気がしてる
愛は何でも回収してしまえるけど
愛を芸術で回収することができるだろうか?
ここ一年くらいで出て来たテーマのひとつだけど まだ遠いな